「熊野寮生だけど質問ある?」

CAMPHOR- Advent Calendar 2017 の 7日目 の記事です。

CAMPHOR-運営メンバーの @genya0407 です。

熊野寮ネタばかりで恐縮ですが、「熊野寮生だけど質問ある?」というWebサービスを作った話をします。

熊野寮生だけど質問ある?」とは?

熊野寮生だけど質問ある?」は、熊野寮生に匿名で質問ができるWebサービスです。 質問を投げると熊野寮生から回答がつきます。

熊野寮祭の企画の一つとして作りました。

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なんでこの企画をやろうと思ったの?

Twitterエゴサかける度に、みんな熊野寮のこと誤解してるんだなぁと感じます。 特にガサ入れ直後とかはひどくて、目を覆いたくなるようなツイートもたくさんあります。

これは、テレビで流れるのはガサの報道か「変人の巣窟」という観点のバラエティ番組ばかりで、そういう情報しか目に触れることがないことが大きな要因だと思います。 さらに、インターネット上にある情報も「廃墟」とか「やばい場所」とか、あるいは「過激派の巣窟」という一面的な切り口でしか熊野寮を語っていません。 こうした状況では、世間の人々が熊野寮に対して偏見を持つのも仕方ないと思います。

じゃあ、熊野寮公式で情報発信をすればいいじゃないかという話になりますが、これは結構難しいです。 というのも、熊野寮自治会として情報を発信するためには寮全体で合意を取る必要があるからです。 これはハードルがなかなか高いですし、単純に時間がかかります。

そこで、「実際のところ○○ってどうなん?」みたいなことを「熊野寮自治会」ではなく「熊野寮生個人」に聞くことができたら、毎度寮全体で合意を取る必要もなく、熊野寮に関する誤解も解けていくのではないかという気持ちがあり、このサービスを作成しました。

実際公開してみてどうなん?

想定していた使い方とはちょっと違う使われ方をしていると感じます。

どういうことかというと、質問してくる人が、熊野寮に全く関わりのない人というよりは、例えば京大生だったり、京都周辺に住んでいる人が多いということです。 つまり、ある程度熊野寮についての知識がある人が質問してきているという感触があります。

これは、そもそも熊野寮に関わりのない人に対してこのサービスが知られていないということが、大きな原因としてあると考えられます。 現状「熊野寮生だけど質問ある?」への流入経路は、熊野寮生のツイートと、熊野寮祭の企画一覧ページの2箇所しかありません。 これでは熊野寮生の友人や、熊野寮そのものに興味がある人にしかリーチすることができず、当初の目的とは対象がズレてしまっています。

サービスを作るときには、ただ単にソフトウェアを開発するだけではなく、ターゲットにリーチするための努力も必要だという知見が得られました。

今後はどうするの?

当初は寮祭終了とともにクローズするつもりで始めたのですが、もっと続けたほうがいいという声もあり、ひとまず継続しようと思っています。サービス自体はまだ完成していないと思っているので、ぼちぼち改善していきます。

検索とかお気に入りとかカテゴリ分けとか回答者ごとの並び替えとかやっていきたいし、デザインも改善していきたい。

12/12 追記:回答者内で議論した結果、一旦質問の募集を打ち切ることになりました。既存の質問や回答は引き続き公開します。入試の時期や春先、ガサが入ったときなどに再度質問を受ける期間を設けようと思います。