RubyKaigi 2026 に参加した

rubykaigi.org

印象に残ったことを簡単に書いておきます。

Kazuho san のトーク

個人的ベストトークは Kazuho Oku san の「Rapid Start: Faster Internet Connections, with Ruby's Help」でした。

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そもそも Kazuho san がされている仕事がすごいという話はあるのだけど、その過程において Ruby の 1) DSL を作りやすい 2) JIT がある という2つの特性を上手に生かしていて感動的であった。

たとえば json を高速に集計したいと思ったとき、jq コマンドにいい感じのフィルタを渡すみたいなことが考えられる。 jq は C で書かれているので普通は速いわけだけど、複雑なフィルタをコマンドに渡したとき、その式は機械語にコンパイルされて実行されるわけではなく、jq のインタプリタ上で評価されるということになる。 そのため、jq にフィルタを渡して集計すると別に速くないということになる。あと、単純に jq のフィルタは読むのも書くのも難しい。

そこで、Ruby で json を集計するための DSL を定義し、それを使って jq と同様に集計を行うことを考える。 この場合、Ruby には JIT があるためフィルタの式もコンパイルの対象となるので速い。しかも、構文は Ruby なので jq に比べて可読性が段違いに高く、DSL に定義されていない処理であってもアドホックに集計コードを書くことも容易である。

GitHub - kazuho/jrf: JSON transformer with the power and speed of Ruby · GitHub

集計したいと思うたびに AI で毎回 C のコードを生成すればいいじゃんと思う人もいるかもしれないが、結局 AI が生成したコードの正当性を担保する必要があるので、あんまり楽にならない。 (調査・集計の分野は、「動けば良い」というものの対極にある分野だと思う) そういうわけで、上記のような集計エンジンを AI に書かせて、クエリは人間が書くという設計にしたほうが優位性がある。

Ruby のほうが速い!という世界が逆転したような主張をしていて、しかもそれが実用性を伴っており説得力がすごかった。

The AI Era の到来

Kazuho san のトークのところでも触れたけど、今年はとにかく講演者が AI に言及することが多かった。 コミッターの中には AI でコーディングなんて絶対しないよという人もいたけど、matz からして AI で spinel を作ったという話をしているわけで、1年前の RubyKaigi からすると隔世の感がある。

Ruby Comitters and the Worldでも、参加者に対して AI をどのぐらい使ってるか?という質問がされて、50% 以上のコードを AI で書いてるという人が過半数で(たしか)、ちょっと衝撃を受けた。 しかし、たしかに改めて考えてみると、直近は自分もそのぐらいの割合は AI でコード書いてる気がするので、そんなものかもしれない。

Scheduler の改善

前述の Kazuho san のトークと被ってたのであまりちゃんと見てなかったんだけど、あとからスケジュールを見返したら、Ruby のスケジューラに関するトークがあった。

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たぶんぼくが大昔に起票したバグチケットから生まれた話ぽいので、聞けなかったのが残念。 スライドなり動画なりが上がったらまた見てみようと思います。

PicoRuby

PicoRuby 関連のトークがめちゃ多くてびっくりした。なんでこんなに流行ってるんですかね...?

Board43

SmartBank さんのブースで、Board43 という PicoRuby で動くデバイスを使った PicoRuby ハンズオンが開催されていたので、参加させていただきました。

github.com

こんな感じのものができました。

コードは↓から読めます。

board43-playground.smartbank.workers.dev

薄目でみると、三角錐が回転しているように見えると思います。 加速度センサーを利用して、傾きに応じて三角錐の角度が変わるようになっています。

ほんとは↓のような感じで Ruby を回転させたかったんだけど、さすがに 16x16 の解像度では潰れてしまってどうにもなりませんでした。

https://genya0407.github.io/emo.html

一つ前のところに「なんでこんなに流行ってるんですかね...?」と書いておいて何だが、たしかにめちゃくちゃ面白かったので流行るのもわかりはする。 なにか商売になるような応用があれば良いのになと思いました(もうあるのかもしれないが)。

英語

2024年の RubyKaigi に参加したときは、主に内容の難しさからトークについていけてないと感じたような気がする。 3年も通い詰めていると内容が全く理解できないということはなくなってきたように思うが、逆に、英語が聞き取れなくて話についていけなくなるということがかなり多かったように感じた。 そういうわけで、ついに僕も英語学習というものに向き合わなければならないかもしれません。

今のところ「英会話」ができる必要を感じてはいないので、ディクテーションというものをやっていくのがまずは必要なのかなと思っていますが、どうやったら英語を聞き取れるようになるのか何もわからない。 何もわからないが、とりあえず単語力が圧倒的に足りないということはわかってきました。

MP不足

去年の RubyKaigi では、オフィシャルパーティーのチケットを取りそこねてしまって、一緒に行った会社の人はみんなオフィシャルパーティーに行ってしまったのでさみしい思いをしていた*1。 その反省を活かして今年はオフィシャルパーティーのチケットを入手することに成功したのだけど、今度は会社の人がチケットを取れなくてソロ参戦という形になった。

オフィシャルパーティーにソロ参戦するのは想像以上に体力を消費する行為であった。 齢31になっても、自分から初対面の人とコミュニケーションを取りに行くのは大変なのである。

初日のオフィシャルパーティーでMPを使い切った結果、2日目はもうヘロヘロになってしまい、身の危険を感じたため参加予定だったドリンクアップについては参加をキャンセルする運びになってしまい、大変申し訳なかったです。 来年は、自分のMPと相談しながらいい塩梅を探っていこうと思います。

独身男性ソロドライブの旅

枯渇したMPを回復するため、RubyKaigi の翌日は函館にてドライブを敢行しました。

こんな感じで、函館空港から海沿いをぐるっと一周するようなルートを取りました。

海沿いドライブは率直に気持ちよかったです。 たまに山の中を走らされるのもいとおかし。

運転中だったのであんまり道の写真は撮っていませんが、例えばこんな感じの道をドライブする。

途中でいくつか道の駅などに立ち寄りました。

恵山海浜公園(道の駅「なとわ・えさん」) | 函館市

景色の良い道の駅だった。

恵山岬灯台

岬にある灯台です。

岬から見た海の水は澄んでいた。

函館縄文文化交流センター

道の駅と博物館が一体化した施設。 博物館としての規模は小さかったけど、道の駅と一体化しているものとしてはいい感じだった。

【公式】北海道・道の駅しかべ間歇泉公園 | 函館駅から車で1時間弱、約3,800人の漁師町へようこそ

海沿いの間欠泉に道の駅がくっついている施設。

間欠泉は迫力があった。

足湯もあります(めちゃくちゃ熱かった)。

このあたりは出汁用の昆布が有名?らしく、売店で売ってた「しかべ焼き」には昆布だしを無限に注ぐことができ、良かったです。

空港の寿司

ドライブのあと、空港の中にある立ち食い寿司屋に寄った。

鮨みつや-ショップ&レストラン|函館空港

めちゃくちゃ美味しかったので、函館に行ったときは寄るといいと思います。 (写真は忘れた)

まとめ

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*1:ガラガラの温泉に入れたりして、それはそれで悪くなかったけど